グーグル・ヤフー検索を極める

Google・Yahooが使える人、使えない人

インターネットに詳しい友人でも困って相談してくる事が度々あって、Googleで調べて教えてあげることが時々あるのですが、この問題は何故使えないのか?を逆に疑問に思っているというのが事実としてあります。Googleを使えない友人のお陰で余計な手間が増える事が多くて、テクニックでは無い本当の使い方を出来る限り説明しようと思います。このページは友人のR・T氏に捧げます。

Google,Yahoo,Bing

GoogleやYahooが使えない人の言い訳の多くが「自分は文系」だからという物があります。これは中高年に多くて、パソコンがオフィスに入り出した1980年台の中頃から定説になっています。その世代は団塊よりも少々下の世代で、大きな会社でも部署単位ではコピー機もファックスも無かった時代です。昨夜も下の駐車場で「ある大手SIで30年前に一番優秀だったSEは心理学部の出身だった」と説明しました。
 
これは本当の話で、個人的にプログラムを書き出した頃に感じたのは「プログラムは広告のコピーを書くよな物」という物でした。30年前、広告のコピーを書かされていた時期がありました。コピーというのは7割は商品への理解力で決まるのですが、プログラムの多くは仕事への理解力で出来不出来が決まります。
 
商品や仕事を理解していないのに良いコピーもプログラムも書けるものではありません。更にどちらも行動心理学の世界です。コピーは読んで買いたいという心理を動かすもので、ソフトは人が使う時に間違った行動をしないとか、効率的に行動する事を意図して作成すべきものなのです。
 
GoogleとYahooは基本的に同じ検索結果になりますので、今後はGoogleとだけ記載しますが、Googleは人が何かを探す時にどういう言葉の組み合わせで検索するか?を心理学の面から解析して結果が得られるよにソフトを日々改良しています。
 
これは「人が自然に思い浮かぶ言葉の組み合わせを上手く使う事」で期待した結果が得られるという事になります。この組み合わせが上手く使える人こそがイコール「Googleを使える人」となる訳です。話術や文書の記述に優れている程の必要は無く、どちらかと言えば大胆に言葉を選べる方がより良い検索結果を導き出す事が出来ます。

エラーメッセージを全部書く

コンピュータを使っていて一番困る事は自分が普段使うソフトが何かの問題を起こして動かなくなってしまったという場合だと思います。友人が良く持ち込む問題もこれなのですが、エラーが出たらエラーのメッセージ読み取ってメモして、検索してしまうのが常套手段です。

エラーメッセージを全部書く

この画面のようなメッセージの場合は最初の一行程度でかなり真実に近づく事が可能です。「修正プログラムパッケージを開くことが出来ませんでした」と検索キーに入力して検索してみます。これはMS-OFFICEが動かなくなり、漢字入力も出来なくなったパソコンにMS-OFFICEを修正インストールしようとして表示されるメッセージですが、ここのGoogle画面の上の方に、Web  Image  Maps  Shopping  More  Search Tools と表示されています。この中の Image を押してみると今度は自分のエラーに最も近い画像を探す事が出来ます。その画像をクリックして表示される画面にある Visit page をクリックすると自分と同じエラー画面について記述されたページを発見できるはずです。

エラーメッセージを全部書く

検索キーを一工夫してみる

「この修正プログラムパッケージを開くことができませんでした」を検索して1ページ目ぐらいに満足出来る結果が出てこなかったとします。Googleが上手く使えない人はそのまま何ページも進んで一つ一つ読んで適当な結果を探しているようです。
友人も検索してずっと読んだけど、分からなかったと言い訳します。まあこちらは怒っている訳ではありませんが、そんな事は時間の無駄です。ではどうするか?検索キーワードを少し変化させる事が重要です。大きく変える必要はありません。大抵が一つワードをプラスします。同様の検索なら「この修正プログラムパッケージを開くことができませんでした 解決しました」というような表現にしてみます。
 
こうした表現を使うと個人で困って解決方法を探して、苦労した話を読むことが出来る事があります。その信憑性も少々心配かもしれませんが、文書がしっかりしていればあまり問題はないはずです。画像から解決策を探す方法と組み合わせて、言葉の工夫を繰り返してください。