お役所への聞き方

お役所への聞き方

実は戸籍謄本を請求するお役所に訪ねる段階で無駄な時間をかなり使ってしまいました。市町村のホームページに行くと、戸籍謄本の請求書(郵送用)のダウンロードが必ずあります。更に連絡先の電話番号とメールフォームが用意されています。このメールフォームに何を請求するのが適当なのか?色々と質問を書きました。

mountain

ここで問題になるのは、誰の戸籍謄本を請求するのかがメールを受信したお役所の方には理解されていない状況で返答を頂くことにあります。聞いている側の身分証明書も何も提出されていない状態で、ただ亡くなった方という一般論の中でお役所の方は回答している訳です。戸籍謄本は1957年に改正され、さらに1996年にコンピュータ化されている為に、父親が本籍をその市町村に移動した年度によって必要な物が違います。

実は年度が分かっても、改正やコンピュータ化に時間が掛かった為に個人を特定しないと必要な内容は正確には分かりません。最も簡単な方法は戸籍謄本類を取り寄せる対象の親などがその市町村に戸籍を置いた時期を伝え、必要になる戸籍謄本類の種類の内容(予想)を訪ねます。電話で事情(故人について、出生から除籍までの全ての戸籍謄本が必要)を話して聞いた方が一度で済むと思います。

この予想を元に定額小為替を用意して郵送しますが、戸籍謄本1枚分の金額は別の小為替で送ると良いと思います。1枚分は450円ですので、それを別に送っておけば、余計だった場合は送り返していただけます。また送った後にも色々と事情があって人物を特定した場合に戸籍謄本類の種類が増減する場合(親が再婚だった場合など)もあります。

自分の親が亡くなり戸籍謄本等を取り寄せるというのは、お役所からしてみますと最も基本的な事ですので、わざわざ代理人に頼んで取り寄せるよりも、子供である本人が直接取り寄せた方が自然だと考えてくれます。

最も最近の戸籍の住所は親の住民票に記載されていた住所のお役所に請求すれば取得できますが、自分の親の戸籍謄本には子供についての記載もありますので、請求者である自分の身分証明書のコピーと郵送用の戸籍謄本類の請求書(請求する市町村のホームページからダウンロード)を送付すれば取得できるはずです。

戸籍謄本の請求は戸籍謄本の筆頭者から見て、夫・妻・子供・孫・祖父・祖母・曽祖父・曾祖母・曾孫などの直系の間柄であれば取得は難しくはありません。

※出生については最後の本籍地には無いはずですが、故人について全てが必要というだけでお役所の方は理解され、必要な物を揃えてくれます。また親切に次は何処に申請すれば良いかメモも入れてくれるかもしれません。私の場合はメモが入っていて、何処のお役所に請求すれば良いか教えて貰えました。でも次に何処に請求すれば良いかは届いた謄本を見ればすぐに理解できます。